目次
こんな方が対象です。
・転職を検討している方
・職務経歴書の作成方法を調べている方
1.職務経歴書は事前に準備しよう
前提として職務経歴書は各種転職サービスに登録する前に作成しなければなりません。
理由は【登録直後に提出/マイページでのアップロードを求められる】からです。
<準備する際の注意点>
・職務経歴書は転職サービス登録前に作成する
・電子データ(Word/Excel)で作成する
・データはPDFでも保存する
・ver.管理を行う
・転職活動中は常に携帯する(紙と USB)
※USBで携帯する理由は万が一の書類忘れに対応するためです。
コンビニのプリントサービスを利用すれば直ぐに印刷できます。
注意点でも上げていますが保存形式をPDFにしていないと印刷できないプリンターもありますので、必ずPDFデータでも保存しておきましょう。
2.職務経歴書の書き方で合否が決まる
採用担当者は多数の職務経歴書の中から合格者を選定しています。
また、書類に目を通すのは数秒です。
※実際に採用担当として書類を見てきたので本当です。
慣れてくると合格基準に達しているか否かは数秒で判断でき、基準に達しているであろう書類だけ数分間、目を通します。
また履歴書は足切り、職務経歴書で判断みたいな使われ方をします。
以上の理由がある為、職務経歴書は合格可能性が高くなる形式で作成しなければならないのです。
※履歴書はあまり改善幅がないので本記事では言及していません。
3.ちょっとしたテクニックで選考通過率がアップする
職務経歴書はあなたのプレゼン資料です。
「嘘をつかずに記載し、採用担当者に『あなたを採用したい』『会ってみたい』と思わせる」
事が重要です。
以下でポイントを説明します。
<具体的な作り方>
・本命企業は個別に作る/求人票から逆算して作る
あまりやる人が少ないし、エージェントにも良い顔をされないのでやりにくいですが「通過率はアップ」します。
一般的に職務経歴書は1枚を使いまわしますが、企業ごとに求めていることは異なります。
企業が求めていることをベースに職務経歴書を作成するのです。
求人票で見るべき箇所 | 必須スキル、歓迎スキル、募集背景、組織構成など |
職務経歴書で反映すべき箇所 | 職務要約、スキル、自己PR |
求人票で見るべき箇所で頻出しているワードと自分のスキルや経験がマッチする箇所を「職務要約、スキル、自己PR」の【上部に配置】したり【太字や青字】にして目立たせます。
単純かつ簡単なことではありますが、これだけで企業が求めるものと職務経歴書を合致させることができるので選考通過率を改善することができるのです。
・多くても3枚以内にまとめる
少なければ少ない( 1枚)方が良いですが、長くても3枚以内にまとめます。
どれだけ優れた実績があっても「長いと読みません」
実績の中でも特筆すべき3点くらいに絞り他は削除することが重要です。
・1枚目上段に採用すべきメリットを記載
大体は職務要約の箇所になりますが、1文目か2文目あたりに自分自身の強み=採用するべきメリットを完結に記載します。
要はキャッチコピーみたいなもんです。
webも雑誌もチラシもポスターもキャッチが良くないとまず読みません。
『職務経歴書も自分をアピールする資料』ですので読んでいただけるようにキャッチを設定する必要があるのです。
・1文は短く、ダラダラ書かない
作文や論文みたいな職務経歴書は読まれません。
箇条書き程度が読みやすくて良いです。
なるべく短く簡潔にを心がけましょう。
・実績は定量的かつ適切な比較軸で表現
伝わらない実績の表現方法▼
「営業実績 月間6,000万」
これだと、何が凄いかわかりません。
なぜわからないかと言うと
【×比較軸が無いから】
実績を表現するときは平均、前期、前月、過去実績などの比較軸を前後に付けるだけで印象がだいぶ変わります。
平均 | 営業実績:6,000万円/月の実績(全社社員平均 2,000万円/月 )
※全社平均の3倍の実績があることが理解できる。 |
前期 | 今期営業実績:6,000万円/月(前期:2,500万円/月)
※前期からの成長が確認できる。 |
前月 | 当月営業実績:6,000万円/月(前月:2,500万円/月)
※前月からの成長が確認できる。 |
過去実績 | 今期営業実績:6,000万円/月
(過去個人最高実績:2,500万円/月、全社平均2,000万円/月) |
こんな感じです。何に対してどれくらい凄いかを表現すると良さを理解することができます。
※表現する実績も相手が求める指標に合わせると良いでしょう。
作った後に…
独りよがりな内容にならないように、必ず第三者のフィードバックをもらいます。
誰にもらうかと言うと
・担当の転職エージェント
・仕事ができる目上の方
フィードバックをもらい、修正したものを完成版として使用するようにしましょう。
4.まとめ
職務経歴書は【書類通過率アップ+面接時のネタ】として非常に重要です。
最初から100%のものは作れませんので徐々にブラッシュアップしていきましょう!