公表データの考察

厚労省の「新卒離職率データ」から読み解く学歴の重要性と会社選びの基本的な考え方

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この記事の対象

・就職or進学に迷っている本人or親

・大学生で就職を考えている方

・転職を考えている第二新卒

この記事では厚生労働省が公表している「新規学卒就職者の在職期間別離職率の推移」を基に就職する上で学歴は重要か?会社選びの時にまず考えるべきことは何か?などをまとめています。

1.学歴って重要なの?中卒、高卒、短大卒、大卒別の離職率から見る学歴の重要性

最近では『学歴は必要ない』みたいに【学歴不要論】を言う人がいますが、本当に必要ないのか?を新卒者の離職状況から読み解いてみました。

(1)学歴別離職率

現時点で3年目の離職率まで確認できる「平成26年3月卒」の学歴別離職率を比較してみました。

学歴 3年目までの

離職率

1年目 2年目 3年目
中学 67.7% 45.4% 14.4% 7.9%
高校 40.8% 19.5% 12.0% 9.3%
短大等 41.3% 18.3% 12.0% 11.0%
大学 32.2% 12.3% 10.6% 9.4%

引用元:厚生労働省HP「新規学卒就職者の在職期間別離職状況」

ざっと上の表を見ていただければ、就職して安定して働くに学歴が重要なことがわかります。

詳細を説明すると離職率は下記の順番で高くなっていきます。

大学<<高校<短大<<<中学

また、中学/高校/短大は初年度の退職が圧倒的に高くなっていますが、2年目以降は大学も含めどの学歴も離職率は一定になっています。

初年度の大卒未満離職率が高いことから大卒未満卒業者の「職業教育の不足」「決定能力が不十分であること」「意思決定の情報が不足している」ことの3つが離職率が高くなっている原因ではないかと考えられるのではないでしょうか。

必ずしも大卒者の方が決定能力や情報収集力が優れているというわけではありませんが、学歴の違いから明確な違い目が発生してしまっていることはデータで証明されています。

次に大卒の就職先企業規模別の離職率を見てみましょう。

(2)大卒の企業規模別離職率

先ほど、大卒の3年後離職率は32.2%と説明しましたが、事業所の企業規模別離職率をデータでみると中小企業と大企業では離職率に大きな開きがあることがわかります。

事業所規模 3年後離職率
5人未満 59.1%
5〜29人 50.2%
30〜99人 38.8%
100〜499人 31.9%
500〜999人 29.8%
1000人以上 24.3%

引用元:厚生労働省HP「新規大卒就職者の事業所規模別離職状況」

「1,000人以上の大企業」と「30人未満の中小企業」を比較すると3年後離職率に2倍以上の差が出ています。

全てではありませんが、大企業であればあるほど「教育制度」「研修制度」「教育人員」が豊富にいるため十分な育成コストがかけられますが、中小企業の場合は「そもそも制度がなかったり、人手が不足している」事が多い為に新卒を採用したとしても教える事ができずに早期離職に繋がるケースが多いです。

また入社以前のプロセスにも大企業と中小企業では差がある為に企業規模別で早期離職に繋がる事があります。

大企業では「企業文化への適合性」「ポテンシャル・将来性」などを過去の選考データや現職社員で活躍している人の傾向を基準に計測しフィルタリングした人しか入社できない傾向があります。

しかし、中小企業ではそもそも選考回数が少なく、数値化できない印象のみで採用を判断する事が多いのでミスマッチが発生し早期離職に繋がる事が多くなります。

以上の2つの理由から大企業と中小企業では離職率の差が発生していると考える事ができます。

だから、新卒は大企業を選ぶ事がベターと言えるのです。

3.まとめ

大卒でも3割は企業選びに失敗していますが、中卒は約7割が3年後に離職をしています。

絶対とは言い切れませんが自分自身を普通の人と思っているようなら大学まで進んで就職した方が良いです。

※世間では偏差値の高低で学歴について語られていますが、それ以前の中学、高校、大学などの違いの学歴格差の方が深刻と言えます。

また、明確な希望が無いのであれば中小企業よりも大企業を選んだ方が早期離職リスクが低減できるのでおススメです。

長々と書きましたが,,,

学歴→大卒

就職先→大企業

が現代においてはベターな選択と言えるでしょう。

会社選びの時の企業研究のやり方に関してはこちらのページを参考にどうぞ!

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