コラム

ハングリータイガーに学ぶ【戦略的な福利厚生制度の作り方】

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0.本記事の目的

転職先を選ぶときに本記事の考え方も含めて福利厚生制度を確認して転職先選択をしていただければと考えまとめました。

※本記事ではタイトルに記載のハングリータイガーの福利厚生制度で特徴的な点を基に理想的な福利厚生制度について考察しています。

1.そもそも福利厚生とは何か?

ウィキペディアによると

福利厚生とは、企業が従業員に対して通常の賃金・給与にプラスして支給する非金銭報酬である 。また多くの場合、企業の福利厚生の対象は従業員のみならず、その配偶者や家族、あるいはかつて従業員だった者にまで及ぶことがある。

また福利厚生の目的は、従業員の経済的保障を手厚くすることにより、従業員の組織貢献度を高めることである。また、勤労意欲や能率の向上を図るといった狙いもある。

福利厚生 – Wikipedia

ここでのポイントは「従業員の経済的保障を厚くすることにより」「組織貢献度を高める・勤労意欲や効率を向上させる」という点です。

経済的保障を厚くし、組織貢献度を高めるという連動性が福利厚生制度には重要になるということですね。

しかし、一般的な福利厚生制度は両者が連動されていないものが多い、もしくは当たり前になってしまっており期待効果を発していないのではないか?と思っています。

次に福利厚生制度にはどのような種類があるのか?を簡単に説明します。

2.福利厚生制度の種類

福利厚生制度には法律で決められている社会保険の事業主負担、児童手当拠出金、障害者雇用納付金など。と法律では定められていない法定外福利厚生制度があるようです。

以下では「法定外福利厚生制度」をベースに福利厚生制度が目的を果たすための最適解について考えたいと思います。

3.ハングリータイガーに学ぶ福利厚生制度の最適解

本記事を書こうと考えたのはカンブリア宮殿で紹介されているハングリータイガーの回を見たときに福利厚生制度の理想形を垣間見たからです。

内容が気になる方はこちらからどうぞ

2018年4月19日 放送 ハングリータイガー 会長 井上 修一 (いのうえ しゅういち)氏 |カンブリア宮殿: テレビ東京

 

結論から言うと

「3Cを基に考えれば理想的な福利厚生制度ができる」

と考えました。

これだけだとなんのことだかわからないと思うので、ハングリータイガーの制度を基に説明していきます。

前提:株式会社ハングリータイガーとは神奈川県横浜市を中心に店舗展開を行う老舗レストランです。炭火焼き牛肉100%のオリジナルハンバーグやステーキが人気!

<福利厚生制度の一部をご紹介>

(1)年間12万円まで外食費を会社が負担 ※店長クラス限定

非常に上手いな!と思った制度の1つ目です。

内容は店長クラスの社員であれば家族との外食費用をレポートを提出すれば年間12万円まで補助します。といったものです。

何が上手いか?というとただ外食費用を会社が従業員にばらまいている訳ではない点です。

この制度を利用することによりどのような効果が発生するかを考察します。

①外食したい店舗を探す

【効果1】

競合分析を自然と行うようになる。

家族がいる方であれば奥さんや子どもさんも外食産業の競合分析を自然と行う家庭になるでしょう。

役職を問わず自社の競合を調べて、対策を立てたり参考にすることはパフォーマンスをあげるためにも非常に重要なことです。

ハングリータイガーの場合、「能動的」且つ「家族で」競合分析を自然と行っているので、自然と自社の商品・サービスを改善するためのヒントを考えられるようになります。

②店舗にいって食事をする

【効果2】

サービスを実際に体験することにより、具体的な学びに繋がる

①までは表面上の情報ですが、事前情報がある状態でサービスを体験することで、より具体的なアイデアが出るようになるでしょう。

③レポートにまとめて提出する

【効果3】

アウトプットを通じて自分自身の考えがまとまるだけでなく会社の共有財産になる。

レポートが社内で共有されているかどうかは知りませんが、共有できるような社内データベースをまとめれば社内で競合他社の良い点・悪い点などを店舗に行かずとも学ぶことができます。

(2)オーストラリア研修(牧場体験)

牛を飼育しているオーストラリアに年に1度海外研修に行ける制度です。

これも非常に上手いなと思った制度です。

中長期で働いていると自社の商品・サービスに詳しくなったつもりになりますが、大して深い学びができていない状態にどの従業員もなりがちです。

そのような点を解消するために、会社がオーストラリアへの交通費や宿泊費を負担してくれるだけではなく、お小遣い10万円も支給して研修に行ける制度を構築しています。

『他社でも同じような制度があるんじゃない』と思うかもしれませんが、ただの製造工場見学などの受動的な制度が多いので全く効果が変わってくるはずです。

研修によって自社サービスの理解が深まると日々の業務とサービスの連動性を持った考え方が生まれてきますので、店舗改善や商品・サービス改善のための相乗効果を生むことになります。

以上がハングリータイガーに学ぶ福利厚生制度の理想形です。

4.まとめ

理想的な福利厚生制度について色々と書きましたが、かんたんにまとめると。

「利用すると従業員だけでなく家族の企業満足度が高まり従業員はさらに働きやすい状態になる。また、満足度の基となる体験を商品・サービスに展開することで、企業の業績が改善する」設計が福利厚生制度の理想形と言えるでしょう。

従業員が結果を出して企業の業績が上がれば、従業員の給与や役職、賞与に反映されることになるのでプラスの循環を生むことになります。

転職先を選ぶときや福利厚生制度を作ろうとしている方はハングリータイガーの福利厚生制度を参考にしてみてください!

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