コラム

ベンチャー企業のメリット・デメリットまとめ【大企業とベンチャー企業で働いた筆者の体験談】

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この記事の対象

・20代前半でベンチャー企業への就職・転職を検討している人
・20代前半でベンチャー企業からの正社員転職を検討している人

 

1.大企業とベンチャー企業両方で働いたからわかる!ベンチャー企業のメリット・デメリット

ベンチャー企業のイメージはなんとなくあるけど、実際どんなところかは働いてみないとわかりません。

数社のベンチャー企業で就業経験のある筆者が自身の体験談と周囲の情報からベンチャー企業のメリット・デメリットや特徴などをまとめました。

(1)ベンチャーで働くメリットとは?

一般的には敬遠されがちですが、大企業に勝るとも劣らないメリットが多数あります。

①圧倒的な成長ができる

・新規事業の立ち上げ
・海外マーケットのリサーチ(※現地調査含む)
・数年で管理職に昇進/役員になる人もいる!

上記は私がベンチャー企業に勤めている時に実際に体験した事と周りで発生した事です。

タイミングが良ければという前置きがありますが、入社間もない中途社員が「新規事業の立ち上げ」「海外進出への責任者抜擢」「スピード昇格」になる事が頻繁にあります。

社長との距離が近く、意思決定が早い為、生じる事だと思います。

②幅広い業務を短期間に経験できる

・自領域だけでなく付随業務も経験できる
・営業/マーケティング/人事/労務などなど

「幅広い業務を短期間で経験できる」と言うよりも「短期間で経験せざるを得ない」と説明した方が適切かもしれません。

成長中のベンチャー企業は常に人が足りないので非常に忙しいです。
忙しい理由が付随業務もやらなければならない機会が多いからです。

大企業であればセクションごとに専門家がいるので頼めばやってくれます。

しかし、ベンチャー企業ではそうは行かないので、自分で調べて一つ一つ対処していきます。

結果として幅広い業務を短期間で経験し、大きく成長する事が出来ます

③裁量を持たしてくれることが多い

・能動的な人はほぼ全員、受動的な人でも成果を出してれば裁量権がどんどん広がっていきます。

先ほどの話と繋がりますが、普通では考え付かないくらい裁量を持たしてくれます。

決済が絡むものは承認を取らなければいけませんが、大企業と異なり部長や社長がOKと言えば【数百万〜数千円万の決済】が1日で通る事もあるので自分のアイデアで様々な事にチャレンジができます。

④給与アップ/昇格スピードが早い

ベンチャー企業では以下の事が結構多いです。

・1年で150万円年収がUP

・入社半年で部長に昇格

あくまでも結果を出してればという事ですが、結果を出せば上がるという単純な会社もあるので非常にやりがいに繋がると思います。

※その反面、出来ない人には容赦ないのですぐに辞めていきますが…
あと、社内政治とかがあんまり通用しない環境が多いと思います。

 

※注意点

社長の方針や社内制度に大きく左右される要素でもあります。

ベンチャー企業とはいえ社内制度を大企業並みに構築している会社もあるので、そのような会社では大幅な給与UPは見込めませんのでご注意を!

⑤ユニークな福利厚生制度がある企業が多い

ベンチャー企業は大企業ほど福利厚生を充実させる事が出来ないので、ユニークな制度を取り入れる企業も多いです。

 

⑥面倒な手続きが少ない

上司決済や社長直決済が多いのでハンコをいくつももらう必要なし
ステージが浅い会社だと社長の口頭承認とかもありますw

※私は組織や個人のリスクヘッジの為にあえてエビデンス(書面など)を残してました

 

(2)ベンチャー企業で働くデメリット

企業規模によって変わってきますが以下のデメリットがあります。

①制度がないので都度、確認をしたり作らなければならない

大企業からベンチャーに行った人が特に感じる点です。

なんとなくのルールが多いので都度確認したりする事が多くなります。

その為、ベンチャー企業の中でもベテランと仲良くなるのが結構重要です!

 

②OJTが雑な会社が多い

人手不足の会社がほとんどなので余裕がなく、制度が整っていても形式だけで教えてもらえない事が多いです。

※『教えてもらえないと動けない』って人はベンチャー企業は厳しいです。

ここも大企業出身者が面食らうとこかもしれません

③人事評価が社長や直属の上司の気分次第

制度が整っていないゆえに昇格や昇進も曖昧。

たとえ制度があっても社長や部長の気分で変わる事も多々あります。

ベンチャー企業なので厳格さを求める人は向いていないと言えます。

④激務になりがち

メリットでもありデメリットでもあるのが業務過多です。

業務過多状態がずっと続くので、残業時間が多くなりがちです。

また、残業代が支給されないベンチャーも結構あるので入る時に注意が必要です。

・裁量労働時間制
・みなし残業時間含む

求人票に上記の記載があったら『あっ、残業多いんだ…』と思いましょう

⑤セキュリティ・法令遵守の意識が低い企業が多い

・社外からアクセス可能
・Google Driveで全データを保管
・私物のパソコンで業務を行える
・パスワードをかけずにファイルを送る

など大企業出身者が見たら卒倒するような事が日常茶飯事で行われています。

未成熟であるが故に起こるのでわかる人が制度を整えていかないと放置されたままです。

⑥社会常識が通用しない/知らない

・名刺の渡し方
・メールの送り方
・挨拶
・飲み会の時の作法

などなど

大企業特有の社会常識も通用しません。

むしろやる方がおかしい的な空気になる事もあるので、うまいこと合わせる必要がでてきます。

2.ベンチャー企業に転職するときはここをよく見よう!

(1)チェックポイント

①社長の経歴・ベンチャーのタイプチェック

結構、重要なのが社長の経歴とベンチャーのタイプです。

全くMECEではありませんが、今まで体験や伝聞で聞いてきた社長のタイプを列記しました。

社長のタイプ=ベンチャーのタイプと思っていただければと思います。

 

ⅰ.大手企業経験あり社長タイプ

ベンチャー社長の中では一番バランスが取れたタイプが多いです。
大手企業とのパイプもあり仕事が安定的に入ってくる基盤があります。

またリスク感覚にも優れているので既存事業だけでなく、新規事業を運営する事で会社をより成長させるケースが多いです。

 

ⅱ.学生企業家タイプ

学生の時に企業して一定規模の会社になっているケースです。
一般的な社会常識がないタイプが多いですが経営感覚に優れ、最新技術やトレンドにも詳しいタイプです。
コミュニケーションは基本SNS、旧来の無駄なことが嫌いで合理的

 

ⅲ.ワンマン社長タイプ

ワンマン社長でも2タイプに分かれます。

朝令暮改ワンマン社長

営業出身や低学歴に多いタイプです。
『午前中、言ってたことと違うじゃん…』と思うことが多くかなり疲れるタイプです。

優秀な右腕がついているケースが多く、上手くバランスがとれています。

勘が良いタイプが多いので、なんだかんだで大きく成長することもあります。

一気通貫ワンマン社長

ベンチャーでこのタイプは結構働きやすいです。
ワンマンなので合議制はあまりないですが、戦略や戦術に一貫性があるので疑問や不満なく働けます。

ⅳ.最前線タイプ

自分で営業やマーケティング、総務、技術などをやる、若しくは見なきゃと我慢できないタイプです。

社長が携わることは上手くいきますが、そうでないところは途端に悪くなるのが特徴。

もっともリスクが高いのでやめた方がいいです。

※企業規模が20名以上の場合

 

ⅴ.マネジメントタイプ

自分で前線に出ることはなく、ほぼ全てのオペレーションを管理職や社員に任せるタイプです。

このタイプは大きく成長させることが得意な為、安定感があると言えるでしょう。

マネジメントタイプでも2タイプあり、自分で仕組みを作って現場に適用するタイプと
人に仕組みを作らせて現場運用までやらせるタイプです。

前者に比べて後者は会社全体のレベルもあがるので非常に良いマネジメントタイプと言えるでしょう。

 

以上に記載したように社長には様々なタイプがあります。

転職を検討している会社の社長はどのタイプに該当するか事前に調べましょう。

 

②時間外労働チェック

※先ほどと重複しますが・・・

前提として大多数のベンチャー企業では残業は当たり前と考えておいてください。

時間外労働が常態化している会社のチェック方法

・求人票で確認

裁量型労働制がデフォルト

☑みなし労働時間が含まれた給与表示

・面接時間で確認

☑20時以降に普通に調整できる

 

上記に該当する会社は残業が常態化している事が多いです。

絶対、残業は嫌だって人は最初からベンチャー企業に入らない方が良いと思いますが。

③給与水準チェック

現実的な問題で給与水準をチェックする事は重要です。

いくら良い仕事って言っても、給与が低いとやる気でませんからね。

 

上場企業であれば平均年収などのデータがあるので事前に調べる事ができますが、ベンチャー企業だと情報が出回っていないので自分一人で調べる事は厳しいでしょう。

 

受けたい企業があったらエージェント経由で質問してみると良いでしょう。

3.まとめ

以上のメリットとデメリットから『ベンチャー企業ってこんな感じだよ』と簡単にまとめると。

 

・圧倒的に成長できる環境ではある

・よくも悪くも社長次第の事が多い

・ベンチャーに安定はないが見返りも大きい

 

ベンチャーに勤める時の決め手は『その会社の社長と働いてみたい!』と思えるかどうかだと私は考えます。

 

大企業だと『社長と話した事はない』『そもそも社長って誰』って事がありますが、ベンチャー企業だと当たり前のようにコミュニケーションをとるので社長との相性は就職・転職する上でかなり重要です。

 

長くは勤めたくはないですが、ベンチャーもベンチャーで楽しいので20代の転職にはオススメします!

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