コラム

大企業や上場企業で働く事のメリット・デメリットまとめ【大企業とベンチャー企業で働いた筆者の体験談】

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この記事の対象

・20代前半で大企業への正社員転職を検討している方
・自分に合っている企業規模を知りたい方

 

20代の内に大企業や上場企業で働く事のメリット・デメリットをまとめました!

大企業偏重の傾向を鵜呑みにせず『自分に本当に合っている企業は大企業か中小・ベンチャー企業のどちらか?』を考えていただければ幸いです。

 

1.大企業とベンチャー企業両方で働いたからわかる!大企業のメリット・デメリット

 

大企業のメリット・デメリットを筆者の体験談をベースにまとめました。

(1)大企業・上場企業で働くメリット

①社会や組織の全体像を理解しやすい

大企業に居ると社会や組織全体の流れを掴みやすいです。

一例として大企業から中小・ベンチャー企業に仕事が振られるケースがあります。

どの業界でも独創的な仕事と謳っている中小・ベンチャー企業も仕事の内容を紐解けば大企業の下請け的な機能を担っている事が多いです。

あくまでも上流を握っているのは大企業・上場企業である事が現実です。

また組織全体の流れや基準を理解できるのも大企業ならではのメリットです。

例えば顧客や企業情報のセキュリティ管理体制、稟議の承認フロー、労務管理、雑務全般の仕組みを覚えられます。

『そんなの覚えて何が良いの?』と思うかもしれませんが、先ほど説明した通り、仕事は大企業が基準となり、進められる事が多いです。

その為、組織全体の基本的な流れや基準を理解していないと仕事の受発注・円滑な業務推進を出来ないデメリットがあります。

※ベンチャー企業にいたのでわかりますが100名前後の会社でも管理部門がボロボロな事はざらにあります。

『それ情報漏洩リスク高すぎるし、もし漏洩したら一発アウトでしょ』みたいな体制がなんの疑問も持たれずに運用されているのが実態です。

でも、ベンチャー企業しか経験していない人はそれがわからないんですよね…

 

②福利厚生が抜群にいい!

 

ベンチャー企業で働くと骨身にしみてわかりますが、大企業の福利厚生は本当にいいです。

以下に典型的な例と私の体験をまとめました

・住宅補助|家賃が1ヶ月あたり数千円から1万円台

住宅補助系の福利厚生は大企業の特権と言えるかもしれません。

独身なら社宅や寮が毎月数千円から1万円台
しかも光熱費込み!
既婚でも毎月、家賃の数十%補助など非常に手厚いです。

家賃などの住居費は家計の支出項目でトップの項目なので
抑えられるのはかなりでかいです!

※ベンチャー企業でも住宅補助系の制度を充実させている企業はありますが、あくまで近隣手当など限定的な制度。大企業ほど充実していないのが実態です。

 

③研修やOJTが充実|社会常識が身につく!

大企業の初頭研修は凄い充実しています。
※年間で3桁万円かけている企業もあります。

内容はビジネスマナー、社会人常識から専門職の座学や実習、そのほかにも資格取得フォローなど至れり尽くせりの大企業は多いです。

最初から中小・ベンチャー企業に勤めていて基礎的な研修を受けていない人はビジネスマナーを理解していない事が多いので、『それは駄目だろう…』という事を取引先の前やメールでのやりとりで平気でやっちゃったりするのが現実です。

特に50代以上の男性はビジネスマナーや社会常識を重んじる人が多いので結構なアドバンテージになります。

④資格取得補助が充実|取得すると毎月支給してくれる事も

私は金融系の職場に勤めていたので特殊かもしれませんが、資格取得のフォローだけでなく取得をするとお祝い金を支給してくれます。

更に難関資格だと毎月一定額を給与にプラスして支給してくれる事もあるので結構、美味しい制度でした。

⑤年金や保険の独自制度がある

ここも大企業ならではですが、格安の保険や401Kなどの追加年金も案内してくれる事があります。

普通に入ると掛け金で数千円を超えるのに、企業指定の保険なら数百円で入れる事もありお得でした。

※退職すると全て辞めなければいけないので、勤め続けなければならないデメリットはありますが…

⑥社会的信頼が高い

親戚、友人、親の友達などの評判が良くなります。

長い事、苦労して育ててくれた親には多少なりとも『親孝行したな』って感覚にはなれると思います。

あと、ローン審査も容易になります。

勤続年数や年収がベースにはなりますが、所属している企業が東証一部上場だと結構さらっと審査を通してくれる事もあります。

 

(2)大企業・上場企業で働くデメリット

次に大企業ならではのデメリットを説明します。
色々と良い事を上げてきたので『何かデメリットある?』と思うかもしれませんが結構あります。

※特に歴史ある会社に多いです。
※大企業でも新しい企業は下記のデメリットは薄い傾向があります。

①全体・総合的な仕事の能力が身につきにくい

大企業は効率化・最適化をしているが故に部分的な仕事を担当しがちです。(歯車的な仕事)

『専門性が上がるから良いんじゃない?』

と思うかもしれませんが、限定的な事が多いです。

なぜかと言うとあくまでも企業内での専門性は上がる事が多いからです。

従って、どの会社でも通用する汎用性の高い全体・総合的な能力が身につくかは別の話になるのです。

大きい故の弊害ですね…

②本当の市場価値が上がりにくい

先ほどの話につながりますが、本当の市場価値が上がりにくいのも一つのデメリットとして上げられます。

一部の業種/職種では例外がありますが、大企業では仕組みが出来ていてその『仕組みの中で最大限成果をあげる為には?』という視点で働く事が多いです。

その為、前提となる仕組みやシステムを作る機会がなく仕事そのものを構築する能力が弱くなりがちです。

それ故に市場価値が上がりにくく、長く勤めれば勤めるほど転職がし難くなるデメリットがあるのです。

※例外はあります。

例えば管理職で汎用的なマネージメントスキルを身につけていればかなり引く手数多となります。

③実力があっても、給与が上がりにくい

このポイントがかなりネックになるかと思います。

私の友人は商社に勤めていて、ある大型案件で「年間数億単位のコストカット」に成功しました。

しかし、その翌年の評価で数万円給与が上がっただけという結果でした。

なぜそのような結果になってしまうかと言うと役職や成果ごとの給与・報酬テーブルが作られているからです。

役職ごとに成果のグレードが決められていていくらやったとしても、グレードの範囲内で評価が決まってしまうので1年で給与が100万、200万と上がりにくいのが理由です。

 

④最新のツールや効率化の仕組みを作りにくい/使いにくい環境

仕事を効率化するツールは日々アップデートされており、昔に比べると格段に生産性を上げられる環境ではあります。

しかし、上場企業などはセキュリティの問題でネットワークやPCの制約が多いの実情

例えば、情報共有のチャットツールを使いたくても審査を出して数ヶ月、承認が得られても機能制限がかけられる事もあり、本来想定していた効率化を行う事が出来ません。

また決められているシステムの中で業務を行わなければいけないので、新しいシステムを導入したり自分で作ったりすることも出来ないのが大きなデメリットです。

※金融系は特にがんじがらめなのでネットで情報収集すらスムーズに出来ません。

⑤スピード感が遅くなりがち(昔ながらの企業は特に)

ルールが整っているが故の障害として稟議の承認などがあります。

大企業でも進んでいる会社はフローを少なくしたり、電子上で完結させる事が出来ますが、昔ながらの企業は最悪です。

一定額以上の決済は5個承認印を貰わなければならないだけでなく、全て印鑑申請を行わなければならない事も多いです

それだけで仕事の進み方が遅くなり成長や成功の機会を逸してしまう事が多くなります。

 

以上が大企業のメリット・デメリットです。

 

大企業に関しては典型的な昔からある会社を例にしましたが、メガベンチャーなどの先進的な大企業はデメリットがない事もありますので20代前半には非常におすすめです。

 

2.大企業や上場企業から転職するときのメリット・デメリット

(1)大企業・上場企業から転職するときのメリット

 

①大企業・上場企業への転職が容易

 

ネームバリューがあるので大企業から大企業には行きやすいです。

中小企業やベンチャー企業から大企業だと転職先に適合する実績が必要になりますが、
「大企業から大企業」且つ「同じ職種」だと凄い実績がなくても入りやすくなります。

ここが一つのメリットと言えるでしょう。

 

②ネームバリューで見てくれるところもある

 

大企業や中小・ベンチャー企業を問わず、面接官によってはネームバリューだけで過大評価してくれる事もあります。

※あくまでも過大評価なので入った後、苦労しますが…

 

(2)大企業・上場企業から転職するときのデメリット

①即戦力になりにくい

同じような職務であれば即戦力になりますが、今までと少しでも異なる職務を任せられると実力を発揮できなくなる人もいます。

理由は『型にはまって働いていた』事です。

型にはまっている事を自己認識している方は問題ありませんが、そうでない方は自分の実力を適切に把握しておらず、スキルの汎用性が乏しい傾向にあります。

 

②大企業以外の制度・文化に馴染めない事が多い

大企業は制度が整い過ぎており、文化も大企業特有の会社が多いです。

その為、仕事は適合したけど馴染めずに早期退職をしてしまう事もあります。

 

3.まとめ

 

<大企業・上場企業のメリット・デメリットまとめ>

・社会と組織の全体像把握と基本作法を身につけられるのは大企業のメリット

・全体的な業務遂行能力や市場価値が低くなりやすいのが大企業のデメリット

 

筆者としては就業経験のはじめは大企業をおすすめします。

 

また20代には大企業の中でも社歴の浅いメガベンチャー系がおすすめです。

いずれにせよ大企業で『仕事ってこんな感じか』と理解してから転職するか否かを判断するのがベターでしょう!

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